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4月, 2018の投稿を表示しています

探究の輪

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『限られた資源を守るために私たちは行動することができる』 年長さんが今回行っているユニットの、セントラルアイデアです。 この活動の中で、資源ごみについて探究している年長さん。 お家で紙パックやプラスチックトレイを分別していることに気づき、そこから 園の中での資源ごみ探しが始まりました。 集めているうちに、マークに気づく子ども達。 沢山のマークが見つかりました。 どのマークにも矢印があるけどなんで? マークを頼りに、こんなに集めました。 園での探究活動に留まることなく、お家でも探しているみんな。 お家からも持ってきてくれています。 そんな中、保護者の方よりこんなお話しを聞きました。 お家でも資源ごみの分別に興味を持ち、お母さんと色々とお話ししているMちゃん。 資源ごみを集めながら、 『だから、こうやって分けておくんだね。意味が分かった!!』 と話しながら、今まで以上に意欲的に分別するようになったそうです。 園での探究活動がお家での会話に繋がり、お母さんやお父さんと一緒に資源についてやゴミについて考える。 探究の輪が広がってきているのを感じる出来事でした。 今後は、年長さんなりにできる行動を考えていきます。 『リサイクル』 『リデュース』 『リユース』の3R活動。 年長さんなりの3R活動はどんな感じになるのでしょうか? 今後の展開が楽しみです! 園長 中尾

日々の活動報告 ~年中:春を探そう!~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 本日は、年中さんの探究活動についてご報告します♪ 4月は、 「季節の変化は私たちの生活に影響を与える」 というセントラルアイディアのもと、「春」について探究を深めています。 夏は暑く、冬は寒い。 春はお花がきれいに咲いて、秋ははっぱが赤くなる。 子どもたちが当たり前に見ている季節の変化ですが、色々な角度から探究することで新たな発見がたくさんあります。 自分が興味のあるもの・疑問に思うことを見つけ、主体的に探究していく姿勢を築いていくのがIB教育。四季という身近な話題から、好奇心や探究していく力を身に着けていってほしいなと思います。 まず、「春といえば??」という質問に、元気に答える子どもたち。 「あったかい!」「ピンク!」「ぽっかぽか!」など春を表すキーワードがたくさん出てきました。 春を探しに、いざ山崎公園へ!みんなの考えた「春」は見つかるかな? 近くに行って、虫やはっぱをよーく観察しています。 お散歩から帰ってきたあとは、一人ひとり「春の木」を描きました。 「何色のはっぱがあったかな?どんな模様だったかな?」と話し合いながらも、それぞれオリジナリティ溢れる作品ができあがりました。 クラスでは、みんなが作ったはっぱを集めて、大きな木も作りましたよ。 年中さんの木は、季節の移り変わりに合わせてだんだん変化していく予定です。 「春」についての探究は、一旦4月まで。 5月からは、「五感」について学んでいきます♪

スタッフ懇親バーベキュー

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週末、スタッフがあつまってバーベキューを楽しんだ。 そして、海辺で散歩し、波打ち際ではしゃぎ、カニを捕まえ。。。。 楽しいひとときを過ごすことができた。 教育に携わっていると思うことは、教える側になれてしまうと、受け手の立場を忘れてしまい、ついつい、”教える”コトに必死になってしまう。 しかし、本当の学びは、学ぶ側が主導であり、主体となる。 バカロレアは、特にPYPは、遊びを通じた探求がテーマ。 一緒に遊ぶことも大切。 そのためには、大人も遊びの楽しさを忘れない。 一緒に遊びながら、教育の観点で、子ども達の学びをモニターしていき、誘っていく。 私自身が様々な企画を立てるときに、大切にしていることは、自分自身も楽しめるか?自分自身も学べているか?という点。 今年も6月と9月に開催予定の親子キャンプは、大人も子供も運営する側もひっくるめて楽しめる企画。 先生方にも、ぜひ、仕事を楽しみながら、様々なチャレンジをしてもらいたいと思う。

日々の活動報告 ~年長~

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こんにちは!PYPコーディネーターの玄間(げんま)です。 来年度の認定に向け、ますます本格化してきたキッズ大陸よこはま中川園のIBプログラム。 子どもたちが一生懸命取り組む姿を、このブログでもお伝えしていければと思っています! 初回の今日は、年長さんのプログラムについて。 4月から7月にかけては、「限りある資源を守るために、私たちは行動することができる」という、ちょっと難しい内容をみんなで考えていきます。 大人にとっては馴染みの深い話題ですが、子どもたちにとっては「???」。 興味を持つきっかけ作りとして、まずはみんなで「今、世界で何が起きているか?」をまとめたムービーを観ました。 伐採された木や、環境汚染の影響を受けた動物たち、ゴミの山・・・ クラス全体で観たときには「木が切られてる」「動物がかわいそう」といったシンプルな感想でしたが、 もう一度グループに分かれてよく考えながら観てみると 「誰が殺してしまったんだろう?」 「人が海にゴミを入れたんじゃない?」 「おうちを作るために人間が木を切ると、動物がすむ場所がなくなってしまう」 ・・・など、一歩踏み込んだ感想もちらほら。 年中さんの途中から少しずつPYPに触れてきた学年だけあって、「探究する」ということが少しずつ、少しずつ身についてきているようです。 導入の活動を終えた後は、「実際に資源とは何か?」を考えてみたり、「 身の回りにある資源とはどんなものがあるだろう?」と探してみたり。 ー資源を守る。 理解するのは難しいけれど、とても大切なこと。 そして、今の子どもたちが大人になる頃には、今よりもさらに重大な問題になっているであろうこと。 小さいから知らない、分からない。ではなく、子どもたちなりの理解と責任ある行動が見られることを目標としています。 今後の活動で、お父さんお母さんの意見やお家でのアイディアを子どもたち自身が伺うこともあるかと思います。 是非、家族で話し合うキッカケにしてみてください♪

国際バカロレアとスポーツの融合

国際バカロレアの取得にむけて、一つの課題が、スポーツとの融合です。 キッズ大陸は、毎日、何らかのスポーツプログラムを園児が楽しんでいます。 体操・サッカー・水泳・ダンス等等 世界的に見ても、スポーツを主なプログラムとした園がバカロレアの取得という前例がないようで、まさに誰もなしえていない道を進もうとしています。 まだまだプログラムを作っている最中ですが、以下のような変化があります。 スポーツプログラムの時間を昨年までは、「サッカー」「体操」「水泳」と表現していましたが、今年度からは、PE(Physical Education )という表現になりました。 そのなかで、国際バカロレアの探求活動を、各種目を通じて実践していく。 国際バカロレアにおいては、スポーツや体育という表現はなく、PSPE (Personal, Social, Physical Education )という表現をすることから、単なる単一種目のスキルアップだけではなく、個人的なまた、社会的な観点からの探求活動も含む。 と言うことになります。 文章で表現しても理解に苦しむところですが、一言で言うと、教え込むのではなく、スポーツを通じて探求してもらうこととなるということです。 今年度の年中クラスでは、以下のような探求活動(Unit of Inquiry )を行う予定です。 教科の枠を超えたテーマ : 私達は自分達を働組織しているのか? 中心的アイデア : ルールを理解してスポーツプログラムをみんなで楽しむ。 重要概念 : 機能 ・ つながり PSPE 学習要素 : 相互の関わり(フェアプレー・公正・安全) さてさて、いうは易し。行うは難し。 探求の旅は続きます。

つながる・つながる

昨年度卒園児で、学童に来てくれている S 君のお話。 この春から新 1 年生の S 君、 4 月も 2 週目を迎え、入学式・始業式も終わり午前授業が始まった今日、お母さんが S 君のお迎えに来た時に、職員へ「先生聞いてください!」とこんなお話をしてくれました。  その日、S君のお迎えに向かうお母さんの携帯に、学校から“着信”が入りました。  キッズ大陸でもとっても活発で元気だった S 君、お母さんは、「なんか嫌な予感がする。。。」 とすぐに車を停めて、学校へ折り返しの連絡をしました。  電話をしてきていたのは、担任の先生。 お母さんは、 S 君が何か良くないことをやってしまったんじゃないかと不安に感じながら電話をしたそうです。 すると先生は、 「 S 君のお母さん、実は今日学校で『つながるつながる』という授業をやったんですが、その中で S 君がしてくれたお話がとても素晴らしかったのでご連絡しました。 他のお友達は、『つながる』というテーマにすると、線路がつながるとか、ブロックがつながるとか、ものなどに例えて話をするんですが、 S 君の場合は、“こころとこころがつながる”というお話をしてくれました。 1 年生の初めての授業でなかなかそういう考えや発言をする子はいなく、大変感動したので、是非お母さんに伝えたくてご連絡しました。」とおっしゃったそうです。 お母さんは、まさかそんな話とは思っていなかったため、「嬉しくて涙が出そうになりました。きっと、 1 年間でしたがバカロレアの活動を通じて、お友達や先生、人との関係や、心のつながりなどを学んだんだと思います。」とお話をして下さいました。 昨年から導入し、先生たちも日々試行錯誤しながら進めている IB 。年長クラスの最終ユニットでは、「支えられるとは?」というテーマを学び、家族や先生など身近な人たちに自分がどんな風に支えてもらっているかを探究しました。子どもたちは、初めは難しくても、お友達と一緒に探究活動を行う中で、自分なりに考えて理解していきます。 S 君の小学校でのエピソードを聞いて、クラスで学んだことがしっかりと知識や考える力のベースになってくれているんだなと感じました。また、こうした形で、子どもたちの心の成長を感じることができ、自信をいただ...

よこはま中川園のMission Statement

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国際バカロレアの認定をとる課程で、キッズ大陸よこはま中川園では、園のMission Statement を策定した。 礼儀を重んじ、自分と他者に対する理解と経緯を持った、真の国際人を育成します。 スポーツを通じて、自ら考え、理解し、探求できる子どもを育てます。 思いやりの精神を持ち、将来の国際社会の発展と人類の幸福に貢献できる人財の育成を目指します。 国際バカロレアの定めるMission Statementに沿う形になっている。 今日の入園式後の保護者説明会では、このステートメントを見せながら、認定取得までのプロセスにおいて、どこに位置しているか等を説明。 その後のスタッフミーティングでは、このステートメントのunpacking(構成している単語の意味をみんなで考えて、理解を深める)を実施。 シンプルな単語だが、スタッフそれぞれで理解の仕方や確度が違っていて、相互理解という意味でも非常に良い会議となった。 例えば、、、”スポーツ”という言葉の解釈について、いろいろな意見が出てきた。「青春」とか、「健全な心と身体」とか、、、、 この先が興味深い。「青春」という言葉から連想することが、「未熟」とか「きらきらしたもの」とか。こうした議論が互いの理解を深めるし、スポーツという言葉の意味をそれぞれが消化していく大切なプロセスとなる。 追伸 ここで、私の好きな言葉をいくつか紹介します。 「青春とは、人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」 サミュエル・ウルマン 「人は創める(はじめる)ことさえ忘れなければ、いつまでも若い」マルティン・ブーバー(哲学者) 「青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである」 松下幸之助 探求の旅と、私の青春は続く、、、

自分で考えて行動する

IBでは、 子どもたちの主体的な活動の中で、 「考える力」 「答えを見つけ出す力」 を身に付けることができるよう育んでいます。 我が家でも、 同じ気持ちで子育てに取り組んでいます。 しかし、、、、。 毎日毎日、同じ言葉を繰り返しかけ続けても、 一向に言われるまで何もしない我が家の子ども達。 叱っても、 褒めても、 突き放しても、 寄り添っても、、、。 効き目があるのは2.3日。 きっと、子どもたち自身が主体的ではないのでしょうね。 「怒られた」→「気を付ける」→「お母さんの機嫌がいい」→「大丈夫」 こんな感じで、 「なぜ?」 「どうして?」 というところを、しっかりと子どもたちが考えてないのだと思います。 私自身も、どうしても先回りして声をかけてしまう。 もっと子どもたちを信じて、 考える時間を与え、 出した答えを認めてあげられるようにならなければいけないのだと思います。 新年度。 色々なことがスタートするこの4月から、 母親としても一歩成長できるように、 あらたなスタートを切りたいと思います。 明日は入園式。 キッズ大陸も新しい一年が始まりました。 IBの候補校となって2年目。 子どもたちも、先生達も、そして自分自身も、 日々の学びを通して、 人として成長できるように、 生涯学習者としての意識を持ち続けます。 入園、入学、就職と、 新しい生活をスタートしたみなさん。 希望を胸に、共に頑張りましょうね!! 園長 中尾

三幸学園入社式

昨日は、三幸学園平成30年度の入社式でした。 三幸グループとしては総勢190名の新入職員を迎え入れることとなり、 キッズ大陸がある、チャイルドケア事業部(保育事業部)は新卒保育士 として73名の職員が新たに入職を致しました。 とっても、大きな会場には三幸の職員約2,000人が揃い、 新入職員のスタートを祝いました。 新入職員挨拶や先輩からの祝辞の中では、 自立・責任というワードが多く出てきており、 社会人としての、心構えを改めて考えさせられました。 また、三幸グループ代表からは、 「感謝」を もらえる教育という職業を通じて、 社会貢献をし、学園、自身の成長をしていこう。 という話がありました。 この中川園も本日より、 平成30年度を迎えるとともに、 新たな園児・職員を迎え入れる日となります。 もう一度初心に立ち返り、 園としてお子様を預かることの 「責任」や、職員として その成長をはぐくむことの「責任」 を改めて考える 機会となりました 。 IBでは、日々、変化する時代にも適応し、また常に学び続けられ、 自他を認めつつ、成長できる人材を育てることを理念としています。 いよいよ、今日から新年度がスタートします。 体制面でも、変化を迎える年となりますが、 これまで、築いてきた中川園としての良さを大切にしつつ、 新たなことにも、挑戦する姿勢を持ち、園児、保護者の皆様 また、学園、地域と一体となって進んで行きたいと思います。 勝見

「堀川の奇跡」(教育とはなにか? 尾木直樹・茂木健一郎著

「教育とはなにか?」という本を読んでいて。 国際バカロレアとの様々な共通点を見つけた。 「学びの主役は学ぶ者」 先生から一方的に伝えるのではなく、主は児童や園児であり、先生はあくまでも伝える役割があるだけ。 国際バカロレアのワークショップでも、インストラクターの方が必ず言われます。ワークショップでも学ぶ主体は、学ぶ側。園でも、主体は園児。受け身では学習にはならない。 「堀川の奇跡」 京都にある市立堀川高校で、「探求科」というものを新設。 世の中にあるものや、社会にあるものを題材に、外部の専門家や実際に働く人々に来てもらって自身のテーマに対して探求をしていくという科目。 これを新設したところ、前年6名だった、国公立大への入学者が106人になった。 これを堀川の奇跡という。 学校教育自体を変えていくことは時間がかかる。 しかし、目の前にいる園児や児童達にたいする教育を変えていく自由は、教育者にある。 国際バカロレアの価値は、これからもどんどんと世の中で見いだされていくはず。 まだまだ探求の旅は続く。