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9月, 2018の投稿を表示しています

自然から得られるもの ~親子キャンプを終えて~

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キッズ大陸では、昨年度から有料のイベントとして 親子キャンプを開催しています。 あいにくの雨模様ではありましたが、 秋の親子キャンプも無事終了致しました 自然は本当に不思議なものです。 木、水、土、草花、生き物、風、空。。。 これらの自然物があれば、 特別な玩具や遊具がなくても、 子ども達は遊び続けます。 それぞれの興味の赴くままに、 とても生き生きとした表情で。 昔は当たり前にあった自然が、 今はわざわざ求めに行かないと ありません。 便利さと引き換えに 遠い存在となってしまいましたね。 自然の中で遊んでいる子どもたちは、 沢山考えます。 五感をフル活用して、 全身を使って、 遊んでいます。 その中で、 危険を察知する感覚や 身のこなし方、 様々な物の名前や扱い方、 仲間と協力し合う姿勢など、 生きるために必要なことを学びます。 以前私が勤めていた園では、 時々山のある公園に行き、 整地されていない山の斜面を、 登っては滑り降りるを楽しんでいました。 斜面を登ったことのない子どもは 必ず、立ったまま登ろうとします。 そのため、つるつると滑って 一向に上へと進みません。 経験を重ねると、 木の根っこをつかんで腰を低くし、 両手両足を使って登ります。 どの根っこが安全か、トゲトゲはないか、 登りやすいルートはどこか、 考えながら、時に助け合いながら登ります。 下りは滑り台のように、斜面を滑り降ります。 心も体も鍛えられる、楽しくてちょっとサバイバルな遊びでした。 もちろん全身汚れますし、擦り傷もできます。 現代では難しい遊びかもしれません。 でも、私は斜面登りが大好きでした。 一年に一回くらい、 整えられていない自然の中で、 思いっきり子どもを遊ばせてあげたいです。 「自分で考え他者と協力しながら答えを導き出せる」 自然はそんな子どもを育ててくれます。 園長 中尾

親子キャンプ2018秋 無事に終了しました。

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9月15日〜16日 昨年に引き続き、静岡の 天子の森キャンプ場 (場主の中村さんというおじさんは、本当に親切で優しくてすばらしい人です)にて、親子キャンプを開催しました。 天気はあいにくの小雨。スーパー晴れ男も、今回やお休みでした。 結論からいうと、本当に楽しくて良いキャンプになりました。 昨年は、初回ということで、いろいろと作り込み過ぎた感がありましたが、今回は、本当にシンプルに、 時間ものんびり楽しむ事 を目的としました。 特に、今回は雨ということもあり、テントの下で実施したBOSCHさんの工作教室が、、、こども達が特にはまっていました。なかでも、 グルーガン を使った輪投げターゲットづくりは、、、、夜になっても、次の日も「またやりたい」とこどもが言いに来たくらい、面白いプログラムでした。 (私もはまりました!) このターゲットで、輪投げならぬ、輪けりを親子サッカーで実施! 何が楽しかったかは、それぞれの参加者やスタッフが感じるところであると思います。(追って、ブログアップしてくれるでしょう!!!) 私は、やはり、 夜明けの森 です。 もともと、朝型人間なので、朝の静けさが何よりも好きなのですが、森にいると、その空気や雰囲気が気持ちよいのです。 この日も、明け方に小鳥のさえずりがやかましくて目が覚めました。(本当です。) 日常生活で、自分達が追い求めている、売上とか、利益とか、業務をこなしていくこととか、ほしいモノ、おいしいモノを求める欲とか。どうでも良くなってしまう時間です。 参加者やスタッフみんなが、そんな貴重な時間をこのキャンプで発見したり楽しんでくれていればいいなあと思います。 さあ、来年はどんなキャンプになるかなあ!! 追伸 来年は、田貫湖で、釣りもしたいなあ。”ひとりごと”です。 (朝の散歩で、行ったのですが、雨上がりと言うことも有り、マスが水面にうじゃうじゃしておりました)

見本になること・・・

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子どもにとって、身近な大人の関わりってすごく大事だなと。 先月3歳になったうちの息子が、最近ふとした時に口にする親の言葉や行動を真似したり、質問してきたりします。 それも、えっこんなこと聞いてたの(見てたの)というところまでびっくりするほどにw 例えば、食前・食後の挨拶など子どもには「ごちそうさましてね」と言いながら、私や妻が食後に、そのまま食器を片付けようと立つと「ぱぱ、ごちそうさまして!!」と注意されたり、冷蔵庫の前でたったままお茶を飲んでいると、「ぱぱ、お椅子に座って!!」と言われたり。 何気ない日常の様子を本当に良く見ているなーと、いよいよ息子の前で変な行動は出来ないですね(笑) ひとつひとつの行動に対しても、『これは、こうしたらこうなるかな』と理解し、つなげて考えられるようになってきたこともあり、こちらの言葉に対し自分の意に反する答えが返ってきた時に、一丁前な代替案なども言ってきます。 息子「ぱぱ、めろんたべたい」 私 「さっき食べたから、今は食べないよ」 息子「じゃあ、おふろはいったらたべる?」 私 「今日はもう食べないよ」 息子「ねんねして、ほいくえんいったらたべる?」 こんなやり取りが出来るようになってきました。 親の言葉や行動をとってもよーく見て、吸収することの出来るこの時期だからこそ、身近な大人がお手本になるよう心がけなくてはいけないなと改めて感じますね。 とくに、習得させたい。できるようになって欲しい。というものであればあるほど、指示したり教え込んだりしがちですが、(例えば歯磨きやお箸ですね)そういうものほど、身近にいる大人がちょっとだけ心がけて楽しそうにやってみるだけで、こどもたちには興味が沸き「やってみたいな」、「こうやってやるんだな」、「このときにやるんだな」などの気持ちが芽生えるんだろうなと思います。 「こどもは、親の言うこと(言葉)ではなく、行動から学ぶ」という言葉をよく耳にしますが、まさにその通りだなーと。 毎日の生活の中で、いつもいつもこんなことを気にしながら子どもと接することは、もちろん難しい(特に自分の家だと)ですが、良い・悪いについてや、これはさせたいなーなんて思うことは、”自分の行動”を少し意識しながら、子どもと接して行きたいなと思います。 先日の、IB保護者勉

日々の活動報告~年長:スポーツフェスティバルに向けて~

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スポーツフェスティバルを来月に控え、年長さんは 「ひとりひとりが役割を果たすことで、一つのものができあがる」 というセントラルアイディアのもとユニット活動を行っています。 まずは、組織とは何か?役割とは何か?を知るところから。 「キッズ大陸にはどんな先生がいるかな?」 「先生たちは、夏祭りでそれぞれどんなお仕事をしていたか覚えてる?」 といった身近な話題から、子供たちの興味を引き出します。 一つのイベントを成功させるには、たくさんの人がそれぞれの役割を担っていることが分かったら、いよいよ本題のスポーツフェスティバルの話へ。 昨年の年長さんも同じセントラルアイディアで活動を行っていたため、前回のスポーツフェスティバルについて覚えている子供たちも多くいました。 「スポーツフェスティバルに必要なお仕事ってなんだろう?」 子供たちから次々とあがる声をホワイトボードに書き並べたら、その中で自分がどれをやりたいか一人ひとり聞いていきます。 話し合いのもと決まった担当がこちら↓ 皆自分たちがやりたい!と言って決めた仕事なので、やる気もばっちり! 本番当日まで、担当の先生とミーティングを重ねて、準備を進めていきます。 ★メダル担当の中尾先生と★  「メダルってどうしてあげるの?」 「どんなデザインがいいかな?」 ★スターター担当の勝見先生と★ 「スターターって何か知ってる?」 「どんな練習をしたらいいかな?」 各担当さんが頑張って、着々と準備が進んでいますよ! 保護者の皆さま、当日を楽しみにしていてくださいね♪

PEで探究活動って?(保護者勉強会レポート)

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週末、保護者勉強会を開催した。 「PEで探究活動って?」 要するに、スポーツ×国際バカロレアで何をしているのか???という事を理解することが目的でした。 国際バカロレアでは、PSPE(Personal Society Physical Education)という名前がつけられています。 国際バカロレアのプログラムは、枠組みですので、その枠組みをいままでの勉強会でも伝えてきました。学習者像・重要概念・スキル・等等等。 今回も、そのフレームワークを簡単に説明した後に、実際に身体を動かして、園児達が実践している 探究活動を体験 してもらいました。  セントラルアイデアは、 「身体の使い方によってパフォーマンスは変化する」 というもの。 シンプルな的当てですが、制限を加えることにより、身体のどの部分を使うとうまく投げられるかを探究するという狙いがあります。 それこそ、保護者とスタッフにも様々な違いがありました。両手で投げた方が正確に投げられる人。正座したほうがうまく行く人。 探究の結果は違って当然ですし、本当に様々でした。 教室に戻ってからは、振り返りを実施し、先生達が実際に行っている UOI (Unit of Inquiry )の作成ワーク もしてもらいました。どの重要概念をテーマにしているプログラムかを考えてもらい、発表もしてもらいました。 園児の立場でプログラムを実践する。 そしてスタッフの立場でUOIについて設計を考える。 言葉にすると難しそうですが、頭をつかって楽しくワークできたと思います。 最後に、私から、教育についてのフレームワークを紹介! 学習するということが、楽しいことだと実感しました。 そして、身体を動かして何かをする、学習するということの楽しさも改めて再発見できました。 スポーツ×IBの意義 奥深く、、、、まだまだ探究の旅は続きます。