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日々の活動報告~年長:サマーキャンプに向けて~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 さぁ、毎年恒例のイベント 「 サマーキャンプ」 の季節が近づいてきました! 富士山に登ったり、カレーを作ったり、みんなでお風呂に入ったり。 楽しい2泊3日を過ごすため、各学年着々と準備を進めています。 今日は年長さんが カレー作りの班&材料決め をしていました。 まずは9人ずつのチームに分かれて・・・ いつもの材料(にんじん、たまねぎ、じゃがいも、お肉など)に加え、各チーム 1つだけ スペシャル材料を選べます。 「甘いカレーにしたいから、チョコレートはどう?」 「とうもろこしもいいな~」 わいわいがやがや・・だいぶ部屋の中が賑やかですが(!!)、お互いに意見を交わしながらアイディアをまとめていきます。 みんな、グループワークが上達してきましたね♪ きのこを入れるチーム、チョコレートを入れて甘いカレーを作りたいチーム、なかなか意見を譲らず最後まで決まらないチーム。。。 それぞれ、チームの個性が出ていましたよ! PYPでは、ペアワークやグループワーク、クラスの前で発表をするなど、活動内容に合わせて色々なスタイルを練習します。  10の学習者像の一つでもある「コミュニケーションができる人」になるためには、 自分の意見を人に伝えること はもちろん、 相手の気持ちや状況を考えて伝え方を工夫できること もとても大切。 「日本人はコミュニケーションが苦手」なんて言われることもありますが、こうして経験を積み重ねていくことで、確実にコミュニケーションスキルは磨かれていきます。 キッズ大陸の園児たちには、今しかできないこと・今だからできることをたくさん経験していって欲しいなと思います。

五感ダイアログキャンプ 開催しました。

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この度、よこはま中川園では、「五感ダイアログキャンプ」を6月16日・17日の週末に、道志川にあるネイチャーランドオムにて開催しました。 よる森キャンプ等の情報は、↓ http://www.yorumori.jp https://www.facebook.com/yorumorihiking 今回は、ネイチャーガイドの河村さんに企画とガイドをお願いしました。 森を散策するのですが、テーマの一つとしては、 五感をフル活用 すること。 また、 源流の水も飲みました 。 薪割り もしました。 ピザ もめっちゃたくさん焼きました!!! なかでも、 圧巻は、よる森さんぽ でした。 手元に懐中電灯は持っているのですが、一切、使わずに山を登ります。 本当に真っ暗 です。 何も見えない のです。(さすがに降りる頃には、目が若干慣れてきてました) そのなかを、ガイドさんに先導されて歩いて登るのです。 園児も自分の足で登ってました(もちろん、親と手をつなぎ)。 また、こどもをおんぶやだっこで登っている親子もいました。 大人の男ですら、 視覚を奪われた不安 とそのなか歩を進めなければならないという 恐怖との戦い 。(これは大げさではありません) 河村さん(ガイドさん)には、「あまり話さずに、森の様々な音や雰囲気を楽しみましょう」と言われていましたが、こども達の声が自分の安心材料となっておりました。怖がって懐中電灯をつけてしまうこどもに、心の声で感謝したり、、、、 不安でした。 このキャンプでは、このよる森さんぽが、私としては、メインイベントで、本当に良い経験でした。 あさ森さんぽ(3時45分起床で、夜明けの森を感じるさんぽ)では、目を覚まし鳴く鳥の声が、やかましいくらいに感じました。最初は「鳥の声」という音だったのですが、聞いていくうちに、いろんな鳥の声がある事に気がつき始めました。正直、何種類あるのかもわからないくらいの多さ。 参加者は、私ともう1人の園スタッフのみでしたが、、、、、、 都会の喧噪をはなれ、わずか一泊のキャンプでしたが、自然を満喫できた体験でした。 追伸 保護者とスタッフの夜の会合も、遅くまで行われていたようです!!!

PYPってどんな人を育てたいの?

7月7日七夕の日に、IBの保護者勉強会を行います。 今回のテーマは 「PYPってどんな人を育てたいの?」です。 どんな人を育てたい? まずは自分の子どもについて考えてみました。 私には5.6年生の二人の息子がいます。 ほとんどの生徒が公立の中学校に進学する、比較的のんびりとした地域で育っています。 将来 ・自分の意見を持って、コミュニケーションのとれる人になってもらいたい。 ・自分の仕事に誇りを持ってもらいたい。 ・いい教育を受けてもらいたい。 ・心を強く持ち、様々な環境に適応できる人になってもらいたい。等々。。。。。 母親として、 彼らの将来のために先回りして環境を整えようとしていました。 しかし、 彼らの意見は、 ・サッカーがやりたい。 ・友達と一緒に同じ中学校にいきたい。 ・どうせお母さんの言うとおりに受験することになるんでしょ。等々。。。 私は、常に「自分で決めなさい」と言ってはいましたが、 誘導的に答えを出させていたのかもしれません。 現状に納得してないで、親の思いを汲んで選んだ道で彼らは頑張ることができるのでしょうか? 困難にぶつかった時に、他人のせいにしないできちんと乗り越えることができるのでしょうか? すごく悩みました。 その中で、彼らのことを信じきれていない自分に気づきました。 小学生ながらに、彼らもきちんと色んなことを考えているのです。 口やかましく育てる時期は終わったのかな? 彼らの意見を尊重し、サポートをしていく事こそ大切なのではないか。 「自分の意見を持ち、他者を尊重しながら答えを導き出せる人。」 そういう人になってもらうためにも、 私自身が、彼らの意見を尊重し、自分で答えを導き出すためのサポートができるよう、 親として 「心をひらく人」 「振り返りができる人」 「バランスのとれた人」 「思いやりのある人」 を目指していきたいと思っています。 「どんな人を育てたいのか?」 「どんなふうに育ってもらいたいのか?」 「どんなふうに育てたらいいのか?」 こんな事を考えられる勉強会にしていきたいと思っています。 皆で一緒に考えてみませんか? ご参加、お待ちしています。 園長 中尾

日々の活動報告~PYPの環境づくり~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 PYPを導入している園や学校の特徴の一つが、クラスの壁一面に貼られた掲示物。 子どもたちの作品はもちろん、活動の様子を写真にまとめたり、今行っているユニットのセントラルアイディアを大きく貼り出したり。 先生と子どもたちが協力して作っていくクラスルームは、各学年それぞれ違った良さがあり見ているだけでも楽しいんですよ♪ 一年を通して季節のことを探究している 年中さん のクラスには、大きな大きな 「季節の木」 が♪ 季節ごとに子どもたちが葉っぱを付け替えていくそうです。 (セントラルアイディア:「季節の変化は私たちの生活に影響を与える」) 5月からは「五感」 についてのユニットが始まりました。 五感を 視覚的に 理解するために作ったMr. ポテトヘッドは、子どもたちにも大人気♪ 視覚や聴覚、嗅覚など、それぞれの感覚を使った遊びをたくさん行った年中さん。 壁に貼られた自分たちの写真を見て、「これ楽しかったね」「またやりたいね」など、楽しく振り返りができています。 ******************************* 「資源を守ること」 について探究している 年長さん は、これまでの活動内容が一目で良く分かるように、様々な掲示物が飾られています。 (セントラルアイディア:「限りある資源を守るために私たちは行動することができる」) 4月から始まったユニットがもうすぐ終わり、また新しいテーマでの探究が始まります。 クラスの環境づくりに関しても、子どもたち自ら意見やアイディアを出してきてくれることを期待しています!

かるがもクラス(サッカー遊び)

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6月14にち木曜日午前中、1〜2歳児の未就園児対象に、カルガモクラス(月に2回開催)でサッカー遊びを開催しました。 私としては、久しぶりのこの年代の指導。 泣かれるんじゃないか? 遊んでくれないんじゃないか?という緊張感とともにスタートまえからできるだけこどもと保護者とふれあい、遊びながらプログラムに入りました。 始まってみれば、、、、 人工芝の上で、みんなが思い想いの遊びをしてくれていました。 奇跡的な瞬間を収めましたので掲載しました。 いやあ、楽しかったです。 動画のようなキックをしてくれたのは、もちろん、1人だけです。 その他にも、ジャンプが楽しくてずっとジャンプしてたり、ボールを足でつつくのが気にいったり、フープでドライブする遊びにはまってたり、それぞれに楽しい遊びを見つけてくれていました。 次に会えるのはいつかなあ。

自分で考え行動するって?

先日のブログの際に、我が家の息子について、「子どもの興味と成長」をテーマにして書きましたが、 現在、息子は保育園の 2 歳児クラス、キッズ大陸でいうと“りす組”さんと同じ学年なのですが、本当にいろんなことに興味が出てくる年齢ですね。加えて言葉の成長も増してきているので、意思表示もしっかり出来るようになり、大人との会話の中でも色んなことを質問してきます。 そんな中、先日、職場でのコミュニケーションについて、勉強をする場があり、まさに子どもとの関わりの部分において、 改めて意識をしていかなくてはと思えた 内容を簡単にまとめてみました。 ◆ありのままの姿へ好意を示す 「いいことをしたときに褒めて認めましょう」はもちろんそうですが、 「部屋でのんびりしている、楽しそうに何かをしている」そんな本来の姿のときに、 「きょうはゆっくりできていいね」「何だか面白そうなあそびだね」と、 それを認める言葉がけを意識してみる。 ◆自然に出る行動を一緒にやってみる こどもの質問をさらに進めて、親も一緒に行動をしてみる。 テレビを見ていたら横に腰をおろして一緒に見てみるとか、ブロックや塗り絵で あそんでいたら「面白そうだから、やってみたい」と言って、教えてもらう姿勢を もってみる。 ◆先回りせずに自発的な言葉を待つ  「おやつ食べる?」「オムツかえよう?」などと、親の気になることを先回りして 言うので無く、その子のペースにあわせ、優先してあげることで、「おなかすいたよ」 「おしっこいきたい!」など、自分から言葉にするのを待ち、言われた言葉に応じてみる。 ◆「やったつもり」をつぶさない  いつもより少しだけ何かを頑張った、お手伝いをちょっとしてくれたとか、靴下を自分ではいたとか 本人は「いいことをしたつもり」のささいな行動が見えたとき。 「それじゃやったうちに入らない」「もっとちゃんとやってくれるといいんだけど」などと否定せずに、 「いい調子だね」「助かったよありがとう」などの言葉をかけてみる。 ◆弱い部分をあえて指摘しない  欠点や弱点は心配ですが、そこを言葉にしてしまうことでより、苦手を強調してしまったり、ポジティブ シンキングが行えなくなったりしてしまう可能性が高いです。

日々の活動報告~年少:保育参観日~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 今日は、年少さんの保育参観日でした! 「私たちの周りには様々な目的を持つルールがある」 というセントラルアイディアで活動している年少さん。 普段の様子を見てもらうと同時に、PYPでどんなことを行っているか知って頂けるよう、保護者の皆さんと一緒に色々なアクティビティを行いました。 お父さんお母さんがいることに興奮気味ですが、お話を聞くときはしっかり体操座り◎ これも、以前みんなで考えた「クラスでのお約束」の一つです。 一つ目の活動は、お約束づくり。 お父さんお母さんと一緒に相談して、お家でのお約束を一つ決めてもらいました。 園では先生と振り返りをしていますが、お家では保護者の皆さんと一緒にたくさんお話をしながら振り返りをしてもらえればと思います。 次は、「ルールのある遊び」ということで、しっぽ取りと爆弾ゲーム。 ズボンにスズランテープで作ったしっぽを挟み、スタジオ中を走り回ります! お父さんとお母さんにも参加してもらい、みんなでしっぽ取り! 転がってきたボールに当たらないよう逃げる爆弾ゲームでも、保護者の皆さんに参加してもらいました。 **************** 楽しいゲームタイム終了後は、子どもたちはお部屋に戻り、 保護者の皆さんと一緒に学習者像についてグループワークを行いました。 IBが提唱する 10の学習者像 とは、「探究する人」「思いやりのある人」「コミュニケーションの取れる人」「挑戦する人」など、子どもが成長していく中で目指していきたい姿のことです。 今回は、ドラえもんの登場人物をそれぞれの学習者像に当てはめてみました。 グループに分かれて、意見を出し合います。 「ジャイアンは、周りに嫌がられてもめげずに歌い続けるから信念があるといえるのでは?」 「スネ夫はジャイアンのような人とも上手く付き合っているので、コミュニケーション能力が高いのだろう」 などなど、グループごとに面白い意見がたくさん出てきました。 和気あいあいとした雰囲気で、楽しくワークを行っていただけたようで良かったです! 普段はお仕事等でお忙しい方も多い中、たくさん

親子キャンプ2018

いよいよ、今週末に親子キャンプが開催されます。 今回のテーマは、 〜五感で感じる自然〜 キャンプの目的は、 1.五感 で楽しむ(視覚以外をフル活用する) 2 .  でこぼこの地面を感じる(足の裏で存分に) 3.おもうままに過ごす(目的がなくても 良い) の3つとなります。 9月に開催予定の親子キャンプとは趣を変え、 様々な企画等は特に用意しておりません 。 主な企画は、 森の散歩! ただ、森を歩き、時には寝転び、空を見上げる。 森の中で珈琲を飲む。 夜の森と朝の森の違いを感じる。 そんなキャンプです。 キャンプの詳細情報は こちらのページ をごらんください。 雨でも実施します。(もちろん、台風等の危険がともなう場合は中止となります) 森の雨、これはこれでまた違う表情を持っています。 自然を五感で感じるというテーマ ですので、雨もその自然のうちの一つです。 ”雨が嫌いなのは大人だけ”日経デュエル キャンプ場でお待ちしております。 西野 努

日々の活動報告〜PYP&Englishクラス〜

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です! PYPを行う上で重要となるキーワードの一つが「 コラボレーション 」。 今日は英語のクラスとのコラボレーションの様子をお伝えしたいと思います。 キッズ大陸の必修科目の一つである英語のクラス。 ネイティブスピーカーの先生と一緒に 歌を歌ったり、天気やあいさつを覚えたり。簡単な会話なら物怖じせずどんどん話す子どもたちも増え、毎週元気に楽しく学んでいます。 これまで英語のクラスは完全に独立したものでしたが、本格的なPYP導入とともに英語のクラスでも積極的にコラボレーションをしていくことになりました。 例えば、 「限りある資源を守るために私たちは行動することができる」 をセントラルアイディアとして探究している年長さんでは・・・ 〜英語で学ぶリサイクル活動〜 Paper、Glass、Canなど資源ごみになるものをRecycle binに分類していきます。 クラスでもリユースボックスを作ったり資源ごみを集めたりしていますが、英語で行うとまた少し違った雰囲気で、子どもたちも楽しんでいました。 またサッカー大会の前には、スペシャルトピックとして球技を取り上げてくれました。 I like soccer! (私はサッカーが好きです)I like baseball!(私は野球が好きです) とそれぞれ自分が好きな球技について発表したり、 Kick the ball(ボールを蹴って!)、Throw a ball(ボールを投げて!)などの掛け声に合わせて、ボールを蹴ったり投げたり。 サッカー大会を控え、球技に対する関心が高まっていた子どもたちは、いつも以上に積極的にクラスに参加していました。 ************************************** 「 私たちは感覚を使って様々な情報を得ている 」というセントラルアイディアのもと、人間の感覚(五感)について探究している年中さんでは・・・ Listen(聞く)、Smell(匂いを嗅ぐ)、See(見る)といった動詞や、Eyes(目)、Ears(耳)といった体の部位など、五感に関する単語を学びました。 他にも、歌を歌ったり、目を閉じて形を当てるゲームを行ったり♪ 楽しみながら、

バカロレアのエキシビジョン(サッカー大会)

6月3日は、4園合同のサッカー大会。 その決勝戦前に、時間をいただき、よこはま中川園の年長児達が、自分達の考えたサッカーの試合を披露してくれました。 大人がみたら、変なルールとコート。 (ゴールが4つあって、片方のチームはボールを手で運んでる!!!) なんでこんなことやるんだろう?って、思うかも知れない。 でも、それは こども達が自分達で考えたルール 。 我々大人はそれを否定せず、「おもしろそうだね、やってごらん!!!」と見守ります。 自分で考える。 お友達と話し合って、お友達の考えもしっかりと取り入れる。 そして、 やってみる。 園に帰ってからは、この経験をしっかりと 振り返り(リフレクション) します。 みんなどんな感想を伝えてくれるのかが楽しみです。 このこども達をファシリテートしたのは、スポーツ統括担当の岡本先生と、サッカー担当の澤登コーチ。 ただ、教えるのではなく、しっかりと園児達のアイデアを”引き出して”くれています。 こども達の探求は、、、進化しています!!! そして我々の探求の旅も、違うステージへ来ています。

いよいよサッカー大会!

サッカー大会を今週末に控え、子ども達の気持も盛り上がってきました。 出場するからには『優勝する!!』 子ども達も職員も『勝つ』事を目指して作戦を考えたり、練習したり、チーム分けを決めたり、と日々取り組んできました。 もちろん『勝つ』という結果は大切です。 しかし私たちはこのサッカー大会を通してそれ以上の成果を得ることができました。 練習試合の前に円陣を組んで声を掛け合う姿 家から考えてきた作戦をコートで友だちに伝え、更に深めている姿 子ども達が主体的に考え友だち同士で話し合い、『勝つ』ためにチームごとに作戦を立てる。 サッカー大会に向けた子ども達の主体的な行動が、あちこちで見られたこと、 その姿が最大の成果だと思います。 勝っても負けても、この大会を通して、子ども達はまた一歩大きく成長しました!!!