大人の学び

PYPの導入の過程で、学んでいるのは園児だけではなく、職員でもあるということは常々思ってきたし、何度か紹介してきました。

1998年にサッカーワールドカップで優勝したフランス代表チームの監督だった、ロジェ・ルメール氏の名言だが、「学ぶ事をやめたら、教える事をやめなければならない」と。
いつもこの言葉を胸に、学ぶ姿勢を持ち続けている。

では、大人になってからの学びとはどんなものか。
学生の学びは、知識が増え、自分の世界が広がり、どんどんと知りたい事が増えていく。無知の知を楽しむことができる。要するに、楽しい。
しかし、大人になってからの学びは、自己否定を伴う。
いままでやってきたことに対して、振り返り、内省し、経験を肯定も否定もしながら、成長していかなければ、学びにはならない。
ということは、痛みを伴うのである。
そして、痛みを与える人間が周囲にいなければならない。


  • 大人の学びというものがどういうモノかを理解していること。
  • その理解のうえで、愛情をもって痛みを与えてくれる人が周囲にいること。
  • その上で、その痛みをしっかりと感じ、うけとめて、次にどうするかというように前向きに考えられること。


この3つが大人として成長するための条件になるのではないかと思う。

皆さんには大人の学びの条件、整っていますか?

そして探求はまだまだ続く。




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