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5月, 2018の投稿を表示しています

日々の活動報告 ~年中:五感ってなに?~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 年中さんでは今、「私たちは感覚を使って様々な情報を得ている」というセントラルアイディアのもとユニットを行っています。 子どもたちにとっては、初めて聞く 「五感」 という言葉。 先生:五感って何か知ってる?? 年中さん:知らな~い! 先生:じゃぁ、みんな体のどの部分を使って見てるの? 年中さん:目~っっ! 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、、、と身体の色々な部位を使って、見たり聞いたり感じたりしていることを、一つ一つ遊びを通して知っていきます。 英語のクラスでは、目を閉じて積み木の形を当てるゲームをしました。 視覚を使えないので、手のひらに神経を集中させて・・・ "Heart!" や"It's circle!"など、覚えた単語で次々と形を当てていました。 お部屋の中では、先生が出した音を耳だけで当てる「音当てゲーム」をしたり お散歩の途中によ~く耳を澄ませて、普段は気付かなかった風の音を聞いてみたり。 絵の具を手や足に付けたら、どんな感じがするかな? 使っているのは触覚ですね! ぺたぺた?冷たい?くすぐったい?? みんなそれぞれの感じ方を教えてくれました。 日々当たり前に使っている五感ですが、改めて意識してみると思わぬ発見がたくさんあります。 子どもたちも、「感覚を使う」ということが少しずつ分かってきた様子です。 6月は、「もしも五感のうち一つが機能しなかったら?」という問いかけをし、セントラルアイディアの理解に向けて、更に探究を深めていく予定です。

4園合同サッカー大会に期待したいこと

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いよいよ、サッカー大会が近づいてきました。 昨年からはじめたこのイベント。今年も担当スタッフ達が一生懸命プログラムを考えてくれています。 このイベントは、 普段の練習の成果を試合という形で発揮してもらうこと が主な目的となります。 そして、明確に勝敗をつけていきます。所謂 真剣勝負 。 「子供なんだから、勝負よりも楽しむことが大事なのでは?」 そんな声が保護者から聞こえてきそうな気がします。 もちろん、楽しむことが何よりも最優先であることは変わりません。 楽しみと 悦び の違いをスポーツを通じて伝えたいです。 楽しみは、「らく」とも読みます。ゲームをしていても楽しいし、ふざけて遊んでいても楽しい。でも、それでは、「悦び」は感じられない。 「悦び」とは、一生懸命なプレーや積み重ねた練習の先に見えてくるモノ、つかめるモノ。 なにか、壁を乗り越えて初めてつかめるモノ です。 昨年は悔し泣きする園児もいました。 勝って喜ぶ園児もいました。 今年はどんな顔が見られるか楽しみです。 ※昨年の様子

サッカー大会に向けて

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6 月頭にキッズ大陸全園合同でサッカー大会があります。 昨年は、年中さんのチームが優勝し、 1 年間優勝トロフィーを園に飾ることができました 。 今年も、年長さん・年中さんともに優勝を目指して猛練習中です!! 年長さんは、“どうしたら勝てるのか”を自分たちで考え、チーム編成も子どもたち同士で考え、話し合いながら決めました。 途中、まずは「チームリーダーを決めよう!」ということで昨年の優勝チームでタッグをくんでいた 2 人組みが、「じゃあ俺たちが分かれよう!」と率先して 2 チームのリーダーを名乗り出ました。 他のおともだちも、普段のサッカープログラムの様子などかから納得して話しを聞いていましたが、ここから一気に子どもたちに熱が入り始めました。 子ども同士で、「こっちのチームに○○君と△△君がいたんじゃ、強すぎるよ!」とか、 「俺は、●●君と一緒のチームがいいんだ!」とか、担任の神山先生や小林先生も、口をはさむ隙もなくみんなで熱くなりながら話をしていました。 最終的には、納得して話もまとまりましたが、 1 週間で練習試合を進める中でも、チームリーダーの子が、「もう少し編成メンバーを考えたいから、ご飯を食べたら話しをしていい?」と自分から先生に言ってきたり・・・ 「他の園の作戦はどうなんだろう?」と話しあったりしながら、まだまだ自分達で試行錯誤をして進めています。 衝突することも少なくないですが、その中で自分の気持ちや、お友達の気持ちなどもきちんと伝え、聞いてあげることが出来ている様子がみられます。 きっと先生たちが、チーム決めて「はい、じゃあー絶対勝つぞー!おー!」というアプローチをしていたら、 こんな子どもたちの学びの場や姿勢も見る事ができなかったんだろうなと思います。 また、昨年から始めた IB 活動が自然と子どもたちにも浸透しているからこその様子なのかなと・・・ もちろん先生たちも、やるからには『優勝』を目指して頑張ってもらたいと思っています。 ただ、『勝つこと』はあくまでも目標ですが、それが全てではなく、勝っても負けても、サッカー大会を通じて得られる様々な気づきや学びを大切にし、その時の気持ちを上手く汲んでいきながら...

IBスタッフ勉強会

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 先週の土曜日は、中川園にて先生たちのIB勉強会を行いました。 IB候補校になって早1年。始めた頃は「分からないところが分からない!」と日々迷宮入りしていましたが、最近は日々の実践の成果もあり、着実に理解を深めています。 勉強会も定期的に開催することで、今抱えている課題について全員で話し合ったり、IBに関する新たな知識を得るなど、先生たち自ら主体的な学びを進めています。 IBではペアワークやグループワークといった共同作業を積極的に行い、コミュニケーションスキルの向上を図ります。今回も、先日の保護者勉強会と同じようにグループに分かれて活動を行いました。 まずは個人で考えをまとめ、それをグループ皆で共有しあいます。 今度は、グループで一つの意見にまとめ、他のテーブルに対して発表します。 振り返ると、自分たちが学校に通っていた頃、こうやってグループで意見を交わしたり、お互いの考えに意見を述べあうことは、あまり多くなかったような。。。 キッズ大陸の子どもたちは、日々の活動の中で楽しみながらこのトレーニングを繰り返しています。 彼らにとってはすべてが 遊びの延長線上 にありますが、 自分で考え、意見を述べること。そして相手の話を聞き、たとえ自分と違う考えでも一つの意見として受け入れること。 そんなスキルが気づかないうちに身についていることでしょう。 丸一日かけての勉強会ですが、いつもあっという間に終わってしまいます。 これもきっと職員同士の仲が良く、円滑なコミュニケーションあってのもの。 子どもたちに、より楽しい活動をさせてあげられるよう、また、将来につながる様々なスキルをキッズ大陸在園中に育んであげられるよう、先生たちも日々精進していきたいと思います。

スポーツと国際バカロレアの融合

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キッズ大陸よこはま中川園と国際バカロレアのかけ算 スポーツを特徴とした園や学校のバカロレア取得例は、まだあまりないらしい。 そういう意味でも、キッズ大陸で国際バカロレアを取得することは意義深いと思う。 今、スポーツのプログラムでは、サッカー・体操・水泳のクラスをPE (Physical Education )という名前に変えて、実施している。(実際はそんなに大きくは今までとは変わらない。) 例えば、今、年長クラスでは、以下のテーマでプログラムを実施している。 教科の枠を超えたテーマ(Transdisciprinary Theme) How we organize ourselves. (私達は自分達をどう組織しているか?) セントラルアイデア ルールを理解・発展させることで、我々はよりスポーツを楽しむことができる 重要概念 機能・変化 PSPE 概念 相互の関わり

学びのサイクル

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先週の話し。。。 『限りある資源を守るために私たちは行動できることがある』のセントラルアイデアで、探究活動をしている 年長さんのRちゃん。 トイレから出てきたときに、トイレットペーパーの芯を持っていました。 「リサイクルするために持ってきたの?」と聞くと、 少し恥ずかしそうに「うん」と答えてくれました。 学びは、 「知識」→「探究活動 」→「振り返り」→「行動」→「知識」・・・・・・と、 サイクルになっています。 探求活動をする事により得た学びを振り返り、それぞれがどのように『行動』するのか。 その『行動』が更なる知識となり、次なる「探究活動」に活かされます。 なので、子どもたち自身が主体的に行っている『行動』がとても大切になります。 Rちゃんの 『トイレに入ったらトイレットペーパーが終わった。⇒ 芯を取り外して、リサイクルする 』 これは、Rちゃんの『行動』です。 学びのサイクル 最近、『行動』をしている子どもたちの姿が多く見られるようになってきました 。 年少さんの「ルール」、年中さんの「五感」、年長さんの「資源」、 どの学年の子ども達からも、 各ユニットを通して学んでいること、 そしてその学びを通して考え『行動』している姿が 毎日のように見られています。 『行動』は、子ども達自身が主体的に考え行っています。 『考える』→『行動する』 成長ですね。 明日は全職員でIB勉強会を行います。 私たしたち職員も、学びのサイクルに乗って成長していきたいものです。 『知識』→『探究活動』→『振り返り』→『行動』 まだまだ、学び続けます。 園長 中尾

IB保護者勉強会

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先週の土曜日、中川園にてIB保護者勉強会を開催しました。 子どもたちが日々取り組んでいるIBについて、保護者の皆さんにもぜひ知っていただきたいと始めたこの勉強会。開催は今回で4回目となります。 前回ご参加いただいた方も多く、終始なごやかな雰囲気の中、いくつかのワークを通じて学びを深めることが出来ました。 今回のメインテーマは、キッズ大陸よこはま中川園のミッションステートメントを紐解きながら、概念や学習者像といったIB的な学びを実際に体験すること。 子どもたちが日々行っている活動を、大人のアタマや視点を使って考えてみました。 Work 1:真の国際人って何だろう? 「真の国際人」 と聞いてイメージする人物像は人それぞれ。グループごとに話し合いを行い、まとまった内容を発表しました。 ・英語が話せる ・色々な人とコミュニケーションが取れて、相手の国の決まり・ルールを知っている ・Appleのコンピューターとスタバのコーヒーを持って仕事している(!?) などなど色々な案が出ましたが… IBが考える 「国際的な視野」 を持つ人は 10の学習者像 にまとめられています。 こういった姿を目指して子どもたちが成長できるよう、先生たちは日々、声掛けや活動内容を工夫しています。 Work 2:8つの概念を使ってみよう IBの学びの中で、大切な役割を担っている 「重要概念」 。物事を見る角度のようなものです。 言葉で説明されてもなかなか理解が難しいため、今回はこの人を題材にグループワークを行いました。 各グループが3つずつ概念を選び、それぞれの角度から イチロー選手 を分析します。 「変化」 なら、日本→アメリカ、投手→外野手、オリックス→マリナーズ→ヤンキース→マイアミ→マリナーズ。 「責任」 なら、有名人であるが故の社会的責任、野球好きの子どもたちにとってお手本となる行動を取る責任など。 すべての物事は、様々な角度から見ることができ、見方によっては善悪や下すべき判断が変わってくることもあります。 今取り組んでいるIBの活動は、子どもたちが大人になった時に、世の中で起きていることや答えを出すべき問題を様々な角度から考え、解決方法を導き出せる人に...

ブログを書き続けること!!!

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今年一年、 週に一度、ブログを書き続ける! と宣言しました。 バカロレアに関する事を書くという軸は持ちながら。 スタッフの事。キャンプの事。学ぶという事。等等 書き綴っています。 このルーティンについてきてくれているスタッフがいます。 徐々に書く量が増えてきている 彼らのブログを読み、にやにやしています。 発信すること、そして、それを読んでもらい、少しでも周りに良い影響を与えることができていることを実感すると、、、、、書くことが楽しくなります。 人間、無関心ほど悲しいことはありません。 関心をもって、周囲の人間を観て、接して、会話する、対話する。 こうした姿勢が、こども達にも伝わり、コミュニケーションという言葉の本質を感じてくれると思います。 スタッフが変わる(成長する)事を感じる事ほど、嬉しい事はありません。 これぞ、働きがいです。 そして、探求の旅は続きます。 追伸 双子の息子の1人が、高校から留学するために、今月、旅立ちます。 嬉しいやら寂しいやら。 複雑な心境です。 こうして親も、 親として成長 していくんやろなあ。 2003年 英国リヴァプールにて、、、、

こどもとの興味と成長

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GW(ゴールデンウィーク)では、年度初めの1ヶ月が終わり、久しぶりに家族でゆっくり出来る連休を過ごしました。 我が家にいる2歳の息子とも、平日は夫婦ともに仕事をしているので、時間をかけて話を聞いてあげることや、ゆっくり気持ちに寄り添うということがなかなかできていなかったので、久々にゆっくり過ごす時間がとれた期間でした。 期間中、1歳年上(3歳児)の兄の息子(甥)と一緒に海に遊びに行きました。磯遊びをする中で、“フナムシ”や“貝”、“ヤドカリ”、“ハゼ”などたくさんの海の生き物を見つけました。   うちの息子は、とってもビビリ君なので、普段から虫や生き物に興味はあり、よく見つけて監察しているのですが、捕まえてあげると、怖がり触ることができません(笑)。 そんなうちの息子に対し、1歳年上の甥は結構な野生児なので、どんどん見つけては捕まえ、触り倒している様子をみて、「怖くない、オレも出来るんじゃないか?」と感じたのか、積極的につついてみたり、触ってみたりしていました。(あまり害がない小さい貝ばかりでしたが・・・) この瞬間、この経験ってすごく大切で、そんな時に「どんな感触、匂い、形なのか?」等、そこからもっともっと興味を引き出し、学びにつなげられればいいなと感じる瞬間でした。 やはり、親や大人が見本を見せるよりも同じ位の子ども同士のほうが刺激になるんだなあということも改めて感じました。 海からの帰り道でも、道端でアリやダンゴムシを見つけては捕まえていた甥に触発され、ダンゴムシの捕獲を人生初!?で行いました。その瞬間を両親ともに見ており、ちょっとだけ感動をしたのですが、やっぱり怖い気持ちが勝ってしまい、捕まえたのも束の間、再度道へ勢い良く投げつけていました(笑)。 また、この連休でもうひとつ子どもの成長?を感じる瞬間が・・・ この春から保育園の2歳児クラスに進級した息子ですが、現在、絶賛“イヤイヤ期”を迎えており、「あれがイヤ」「これやらない」「それはしない」と何をするにもイヤイヤ!!自分の気持ちに沿わない時には泣きます。 いつもは、朝夕ともに出勤時間や就寝時間に追われる生活をしているので、洋服も「着ない!」といってもとりあえず着せる。「お風呂入らない!」といってもとにかく入れる。 そんな生活になっ...

日々の活動報告 ~年長:大切に使うってどういうことだろう~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 本日は、年長さんの探究活動について♪ ユニットを始めて数週間ですが、資源のことや リサイクルに興味も持ち始めた子が増えてきました! お散歩の途中に「資源ごみが落ちてるよ!」と拾ってくれたり、 家でも積極的に資源ごみを探したりしてくれているようです。 この間行った色水遊びでは「ものを大切に使うこと」を学びました。 予め用意されたペットボトルのお水を、自由に使って遊ぶと、、、 お水はすぐになくなってしまいます!! 「お水には限りがあるんだね。限りあるものはどうやって使ったらいいんだろう?」 と クラスで振り返りを行いました。 また、ゴールデンウィークには、「限りある資源を守るために、おうちではどんなことをしているかな?」とそれぞれリサーチをしてきてもらうことに。 ・牛乳パックを開いてまな板としてもう一度使う ・古くなったタオルを雑巾として利用する ・お兄ちゃんのおさがりを自分が着る などなど、たくさんのアイディアが出てきました。 ユニットの後半では、 3Rボックス (リサイクル、リユース、リデュース)をクラスに設置する予定です。 自分たちで楽しい リサイクル 、 リユース 、 リデュース 方法を発明し、楽しく活動していきたいと思います!

親子で五感ダイアログキャンプ企画

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6月に初めての企画となるキャンプを開催することとなった。 その名も 「親子で五感ダイアログキャンプ」 簡単に言うと、自然のなかで、都会の喧噪からはなれ、パソコンや電子機器も一旦手放し、 自然の空気や森の雰囲気を身体全体で感じよう という企画。 ダイアログとは、簡単に訳すと 「対話」 。 自然との対話を楽しむと言う意味。 自然に接することで、 青空や、夜空を静かに眺めることで、 仕事や育児や、いろいろなものに追われる日々から少しだけ離れ、 自分の人生や自分の心の中を見つめ直す良い機会 になる。 私にとっては、サッカーをしてボールを追いかけている瞬間と、美しい自然のなかにたたずむときが、神聖で重要なひととき。 そんなひとときをみんなに体験してほしい。 そんな想いで、このキャンプを企画しました。 ぜひ、ご参加ください!!! 以下の写真は、2017年9月の親子キャンプの様子です。

日々の活動報告 ~年少:ルールのある遊び~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 今年のGWは最大9連休ですね!季節外れの暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 本日は、年少さんの活動報告です。 4月から6月にかけて、 「私たちの周りにはさまざまな目的を持つルールがある」 というセントラルアイデアで探究活動を始めています。 自分たちの身の回りにたくさんのルールがあること、そしてそれらが一つ一つ大切な意味を持って存在していることに気づいてもらうためのユニットです。 今日は天気も良かったので、山崎公園までお散歩へ。 みんなで「しっぽとりゲーム」をしました。 お友だちにしっぽを取られないように全速力で逃げたり、クラスごとに違う色のしっぽをつけてお互いに取り合ったり。とても楽しそうに走り回っていましたよ。 はじめはルールが分からなかったお友だちも、徐々に理解し、みんなでゲームを楽しむことができました。 年少々から年少さんへと学年が上がり、みんなそれぞれ出来ることが増えてきました。 遊び(ゲーム)のルールはもちろん、園でのルールやお家でのルールなど、自分たちの周りにはたくさんの決まりごとがあり、それらを守ることで楽しく生活できることを知っていければと思います。

大人の学び

PYPの導入の過程で、学んでいるのは園児だけではなく、職員でもあるということは常々思ってきたし、何度か紹介してきました。 1998年にサッカーワールドカップで優勝したフランス代表チームの監督だった、ロジェ・ルメール氏の名言だが、「学ぶ事をやめたら、教える事をやめなければならない」と。 いつもこの言葉を胸に、学ぶ姿勢を持ち続けている。 では、大人になってからの学びとはどんなものか。 学生の学びは、知識が増え、自分の世界が広がり、どんどんと知りたい事が増えていく。無知の知を楽しむことができる。要するに、楽しい。 しかし、大人になってからの学びは、自己否定を伴う。 いままでやってきたことに対して、振り返り、内省し、経験を肯定も否定もしながら、成長していかなければ、学びにはならない。 ということは、痛みを伴うのである。 そして、痛みを与える人間が周囲にいなければならない。 大人の学びというものがどういうモノかを理解していること。 その理解のうえで、愛情をもって痛みを与えてくれる人が周囲にいること。 その上で、その痛みをしっかりと感じ、うけとめて、次にどうするかというように前向きに考えられること。 この3つが大人として成長するための条件になるのではないかと思う。 皆さんには大人の学びの条件、整っていますか? そして探求はまだまだ続く。