理想の環境
本日キッズ大陸は一足早いハロウィンパーティーでした。
朝から思い思いの衣装に身を包んだ子どもたちが、嬉しそうに登園してきました。
何日も前から何に仮装するのか教えてくれていた子どもたち。
それは職員も一緒で、今年は何になろうか?とここ最近の盛り上がっていました。
120名の子どもと18名の職員。
思いっきり仮装を楽しんだ一日でした!
さて、話は変わりますが、
先日ある記事を目にしました。
軽井沢に風越学園という幼小中の混在型の学園が2020年度よりスタートするという記事です。
楽天の立ち上げに携わり、
その後教育の道へと進み、
日本で初めて一般人として横浜市の中学校の校長先生となり、
最近では軽井沢の森のようちえんピッピの職員としても働いていた
本城愼之介さんについて書かれていました。
もともと子どもは自然の中で育つことが望ましいと考えていた私にとって、
うらやましい限りの学園でした。
こんなところで働いてみたい!
こんな人たちに刺激を受けて、学んでみたい!
それが最初の気持ちでした。
若い頃、灰谷健次郎さんが設立した太陽の子保育園に憧れ、
本を読みあさり、
子どもにとって最高の環境や理想の保育を考えては、
当時の園長や主任に訴えていた頃と同じ気持ちになりました。
確かに最高の環境は理想です。
でも日本の多くの子どもたちが都市部で育ち、整地された公園でルールに制限されながら過ごしているのが現状です。
認可保育園も数年前までは園庭があることが条件の一つでしたが、現在はその項目も外されました。
自然のない都市にいても、
園庭がなくても、
理想の環境がなくても、
今、目の前にいる子ども達に、
できる限りのことをしてあげられることが、
私たちにとって必要なことではないのか。
保育士として限られた環境の中で、
しっかりと生きる力を育む。
せっかく巡り会えたこの中川園で、
今私にできることを仲間と一緒に、
考え実現させていきたいと思います。
園長 中尾
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