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日々の活動報告 ~年中:体操プログラムを通した探究活動~

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こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 今日は、スポーツプログラムで行っている探究活動についてお伝えしていきます! 今年度初めは、年長さんがサッカープログラムの中で 「ルール」についての探究 を行いましたが、今期は年中さんが体操プログラムの中で探究活動を行っています。 今回の学びの中心となるセントラルアイディアは、 「体の使い方によってパフォーマンスは変化する」 「投げる」動作を使って、手の動かし方、角度、体のひねり方など、 体の使い方を変えることで投げる強さや距離が変わることを探究しています。 思い思いのフォームで投げる子どもたち 「的に当てるためにはどうしたらいいかな?」 「遠くに飛ばすためにはどうしたらいいかな?」 「スポーツフェスティバルの玉入れでは、上に向かって高く飛ばすにはどうしたらいいかな?」 など、投げる目的に応じて、ひとりひとり工夫している姿が見られました。 英語のクラスでも、「投げる」「蹴る」などボールを使った動きの英語を学んでコラボレーションしていましたよ♪ 来週からは、ユニットで行ってきた活動の振り返りを行います。 あらゆるスポーツに通じることですが、 何か壁にぶつかったときに、どうしたら上手くできるようになるのか 試行錯誤を重ねながら探究することで課題の解決へとつなげていく ということの重要性が、少しでも子どもたちに伝わっていれば嬉しいです。

理想の環境

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本日キッズ大陸は一足早いハロウィンパーティーでした。 朝から思い思いの衣装に身を包んだ子どもたちが、嬉しそうに登園してきました。 何日も前から何に仮装するのか教えてくれていた子どもたち。 それは職員も一緒で、今年は何になろうか?とここ最近の盛り上がっていました。 120名の子どもと18名の職員。 思いっきり仮装を楽しんだ一日でした! さて、話は変わりますが、 先日ある記事を目にしました。 軽井沢に風越学園という幼小中の混在型の学園が2020年度よりスタートするという記事です。 楽天の立ち上げに携わり、 その後教育の道へと進み、 日本で初めて一般人として横浜市の中学校の校長先生となり、 最近では軽井沢の森のようちえんピッピの職員としても働いていた 本城愼之介さんについて書かれていました。 もともと子どもは自然の中で育つことが望ましいと考えていた私にとって、 うらやましい限りの学園でした。 こんなところで働いてみたい! こんな人たちに刺激を受けて、学んでみたい! それが最初の気持ちでした。 若い頃、灰谷健次郎さんが設立した太陽の子保育園に憧れ、 本を読みあさり、 子どもにとって最高の環境や理想の保育を考えては、 当時の園長や主任に訴えていた頃と同じ気持ちになりました。 確かに最高の環境は理想です。 でも日本の多くの子どもたちが都市部で育ち、整地された公園でルールに制限されながら過ごしているのが現状です。 認可保育園も数年前までは園庭があることが条件の一つでしたが、現在はその項目も外されました。 自然のない都市にいても、 園庭がなくても、 理想の環境がなくても、 今、目の前にいる子ども達に、 できる限りのことをしてあげられることが、 私たちにとって必要なことではないのか。 保育士として限られた環境の中で、 しっかりと生きる力を育む。 せっかく巡り会えたこの中川園で、 今私にできることを仲間と一緒に、 考え 実現させていきたいと思います。 園長 中尾

各学年、新しいユニットが始まります!

こんにちは、PYPコーディネーターの玄間です。 スポーツフェスティバルを終え、先生も子どもたちもひと段落。 各学年、新しいユニットが始まります! 今回は、年少さんから年長さんまで同じテーマで探究活動を行います。 私たちは自分たちをどのように表現するのか - How we express ourselves -  年少さんのセントラルアイディアは 「私たちは様々な表現方法を使って気持ちを伝えている」 どんな気持ちがあるかな?どうしたら上手にお友達に気持ちを伝えることができるかな?など、表現方法を探究する中で、コミュニケーションスキルの上達をはかります。 年中さんのセントラルアイディアは 「物語にはメッセージがあり、私たちはそれを表現することができる」 普段からたくさんの絵本を読んでいる年中さん。 今回のユニットを通して、物語にはそれぞれ異なるメッセージがあることを知ってほしいと思います。 年中さんはクリスマス発表会の演目もユニット活動の一環としているので、セントラルアイディアの探究活動から発表まで、みんなで力を合わせて頑張っていきます! 年長さんのセントラルアイディアは 「サインはメッセージを伝えるために使われる」 年少・年中と同じく表現に関するユニットですが、年長さんでは少し視点を変えて探究活動を行います。 私たちの身の回りにあふれているサイン。 交通標識、車椅子や乳幼児施設のマーク、リサイクルマークなどなど、サイン(マーク)には、それぞれ目的があり、メッセージが込められています。 園の周りを散策し、色々なサインを見つける活動を行った後は、自分たちでサインを作るなど、メッセージを伝える一つの手段であることを学んでいければと思います。 ユニットの活動状況については、今後もブログやインスタグラムを通じて発信していきます!

「おにいさんだからできるよ!!」

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先週末のスポーツフェスティバルが終わり、今週は少しゆっくりと日常の時間を過ごしている子どもたちです。 今回のスポフェスでは、 ・お友達と協力しながら演技に取り組んだり ・勝ち負けを意識して真剣に考えたり ・たくさんの人が見ている中でドキドキしながら頑張ったり ・嬉しい思い、悔しい思い、達成感を味わったり 色んな気持ちや経験を通じて、学年ごとに違いはあれどたくさんの学びにつながったように思います!! さて、私自身も平日は特にバタバタとしてしまい、息子と話をすることが中々出来ない日々が続いていました。 そんな中、休みの日に息子と朝食を取りながら話しをしていたときに、少しだけ考えさせられるエピソードがありました。 【ある日の朝食】 息子「もうおにいさんになったからひとりでごはん食べられるよ!!」 父「すごいねー!じゃあご飯食べたらお着替えもひとりで出来ちゃうね?」 息子「おきがえもできるよ。○○せんせいといっしょにしてるから~!」 こんな会話をしていると、私が飲んでいたコーヒーを指差し、 息子「これは”にがいにがい”だからおとなになってからだよねー!」 ここで、私も少し考えて息子に、ちょっと意地悪な質問しました。 父「じゃあさーお兄さんと大人ってどう違うの? 」 息子「わかんない!」・・・ 即答でした!! たしかに、2歳児の息子に”おにいさん”と”大人”の違いは、普通説明できないですよねw ただ、きっと息子の中ではすでに、 じぶん < おにいさん < おとな の3つにおける、なんとなくの順位ができているんだなーと。 私自身も、もし「”おにいさん”と”おとな”ってどう違うの?」と息子に質問されていたら答えに詰まっていたかもしれません。 20歳になったら・・・ 義務教育が終わったら・・・ など世間一般的な回答をしても、こどもには理解しにくかったり・・・ そんな時に、わかりやすく答えられるようにしておきたいですね(大人として) きっと子どもたちは、大人が何気なくしている行動や、ニュアンスを感じながらこういう、微妙な『順番』や『ルール』を理解していくんだろうなと思います。 ちょっと違いますが、『モラルやマナー』など現代社会でも話題になっていますが、...

スポーツフェスティバルでの国際バカロレア探究活動

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週末に実施されたスポーツフェスティバルでは、年長のみんなにより運営がなされました。 役割としては以下のようなもの。 準備体操 アナウンス 記録(写真) ゴールテープ 音響 等等 自分達の演技や種目ではないときには、下級生のプログラムの運営をサポートしなければならないので、年長児はずっと動き回るスポーツフェスティバルになっていました。 イベントの運営をしながら、園生活におけるイベントがどのように組織(オーガナイズ)されているかを探究する活動となりました。 必要な備品の設置や撤去も自分達でやりました。 写真撮影も、自分達でやりました。iPad も使いこなしています。 スポーツフェスティバルで学んでほしいことは、がんばって準備をして、それを楽しみながら披露すること。 ただ、それだけではなく、スポーツを楽しむということが、自分がプレーするだけではなく、自分以外の人たちがスポーツを楽しむことにお手伝いすることさえも含まれると言うことを少しでも感じてもらえたのではないかと思います。 追伸 私は、保護者リレーで、アンカーという舞台を設定してもらったにも関わらず、バトンパスで失敗し(なんと、バトンが頭の上を飛んでいくという失態!)、結果6チーム中5位という残念なものとなりました。。。。来年、リベンジします!!!

明日はスポフェス!!

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いよいよスポーツフェスティバルが明日となりました! みんな本当に練習を頑張りました。 その場に立っているだけで可愛いりすさんから始まり、 キッズ大陸の最年長としてかっこ良くどの競技にも意欲的に取り組んでいる年長さん。 各年齢、それぞれ成長に合わせて可愛く、そしてかっこいい姿を見せてくれています。 当日は大勢のお客さんを見て、 恥ずかしくなったり戸惑ったりしてしまう子もいると思いますが、 そんな姿も含めて温かく見守っていただければと思います。 さて、スポーツフェスティバルでIBの活動を行っている年長さん。 それぞれ職員と一緒に様々な役割について、 準備をすすめ当日の運営も行います。 私は、4名のお友達と『メダル作り』の役割になりました。 個性豊かで、やる気たっぷりの子ども達。 初回の話し合いの時から、メダルのデザインのアイディアをたくさん出してくれました。 「なんでメダルを作るの?」 「誰にあげるの?」 とメダル作りの意味を考えるところからスタートし、 デザインを考え、 それぞれに描き、 作る個数を出し、 切ったり、貼ったりして 作成しました。 難しいところは大人が作りましたが、 リボンを作る行程は全て子どもたちが行いました。 大人が切ればあっという間にできる作業ですが、 子ども達だけに任せてみる事にしました。 時間はかかりましたが、皆で話し合い、役割を決め、 脱線しながらも楽しそうに最後までやりきっていました。 笑いあり涙あり、ちょっとしたハプニングあり。。。 子どもたちからたくさんのアイディアがよせられ、 良く考え、話し合い、助け合いながら実践する。 主体的な姿が沢山見られていました。 そして、何よりも楽しいようで、 私の顔を見るたびに、 「今日はメダル作りする?」 「今度はいつ?」 と、常に意欲的でした。 自分たちの種目の練習だけでも忙しいのに、 それぞれに役割も担当してきた年長さん。 当日も影のスタッフとして活躍します! 演技の裏側で頑張って活動している年長さんの姿にもご注目くださいね♡ どうか、晴れますよーに。 中尾

スポーツフェスティバルまであと少し!!

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いよいよ、来週末まで迫ってきたスポーツフェスティバル。 今日は、一回目の全体練習を山崎公園で行いました。 たくさんのお友達の前でする初めての練習でしたが、どの学年も一生懸命ダンスやかけっこなど行っていました。 いつもと違う雰囲気の中で、少し緊張したり、恥ずかしかったりしつつも、笑顔の中でも真剣な表情で演技をする姿はとっても頼もしかったです。 年長さんは、IBの中で「組織・役割」についての活動をしており、それぞれがスポーツフェスティバル運営をするための、役割を担っています。 司会や音響などの役割をするお友達もいれば、メダル作りや道具係りなどの役割をするお友達もいて、それぞれが「どんなことをするのか」・「何のためにするのか」をきちんと理解し、考えながら活動しています。 当日は、各学年・クラスの競技・演技はもちろん、 いくつの役割があるのか? どこで活動しているか? など、年長さんのIB活動にも是非注目してみて下さい!! 当日、いい天気になってくれるよう願いながら、次週も練習に励みます。 施設長 勝見

国際バカロレア PYP 申請プロセス 〜いよいよ佳境です〜

9月末で、国際バカロレアの認定訪問に向けての 書類一式を提出し終えました。 指導し始めてから丸2年。 ここまで形になることは想像出来ていませんでしたが、形になってきました。 コーディネーターのお二人と、園長先生、本当にお疲れ様。 (まだまだこれからですが、一旦は、締め切り前の追い込み、ご苦労様でした) 改めて、 何が大変か? それは、先生達が頻繁に顔を合わせて話しをする機会を持つこと!(時間の確保) 改めて、 何がすばらしいか? それは、先生達が頻繁に顔を合わせて、こども達にどのような学習機会を提供出来るかと言うことを話しをする機会を持つこと!(これこそが、教育者としてあるべき姿!) 改めて、 何が変わってきたか? それは、園児達の成長!あきらかな変化が見られます。話す言葉や姿勢。簡単に申し上げると、自らアクションを起こしたり、問いを立てる姿勢です。 また、先生(保育士・インストラクター)達も大きく成長しています。日々、園児達の為に、バカロレアのフレームワークのなかで何が出来るかを考え続け、実践し続けていることから、自然と思考の整理がついてきている様子が窺えます。 そして、 今後の課題。 それは、先生達の時間管理(これは、私の仕事でもあります)。 そして、園全体(保護者も含む)で、活動の内容を共有したり、教育活動に保護者も巻き込む事。 でしょうか? 来年3月に認定取得! そして、その先の継続。 終わることのない探究の旅は、続きます。 追伸 コーディネーターのお二人、園長先生。 あなたたちの、大変な業務に集中する姿勢と、それをさも楽しそうにきゃっきゃ言いながらこなしてしまう能力の高さにただただ脱帽です! おかげ様で、間違いなく、来年3月に認定がとれると、なぜか確信することができました。 ありがとう!!!