自然から得られるもの ~親子キャンプを終えて~

キッズ大陸では、昨年度から有料のイベントとして
親子キャンプを開催しています。

あいにくの雨模様ではありましたが、
秋の親子キャンプも無事終了致しました



自然は本当に不思議なものです。

木、水、土、草花、生き物、風、空。。。
これらの自然物があれば、
特別な玩具や遊具がなくても、
子ども達は遊び続けます。

それぞれの興味の赴くままに、
とても生き生きとした表情で。

昔は当たり前にあった自然が、
今はわざわざ求めに行かないと
ありません。

便利さと引き換えに
遠い存在となってしまいましたね。

自然の中で遊んでいる子どもたちは、
沢山考えます。
五感をフル活用して、
全身を使って、
遊んでいます。

その中で、
危険を察知する感覚や
身のこなし方、
様々な物の名前や扱い方、
仲間と協力し合う姿勢など、
生きるために必要なことを学びます。

以前私が勤めていた園では、
時々山のある公園に行き、
整地されていない山の斜面を、
登っては滑り降りるを楽しんでいました。

斜面を登ったことのない子どもは
必ず、立ったまま登ろうとします。
そのため、つるつると滑って
一向に上へと進みません。
経験を重ねると、
木の根っこをつかんで腰を低くし、
両手両足を使って登ります。

どの根っこが安全か、トゲトゲはないか、
登りやすいルートはどこか、
考えながら、時に助け合いながら登ります。

下りは滑り台のように、斜面を滑り降ります。

心も体も鍛えられる、楽しくてちょっとサバイバルな遊びでした。

もちろん全身汚れますし、擦り傷もできます。
現代では難しい遊びかもしれません。
でも、私は斜面登りが大好きでした。


一年に一回くらい、
整えられていない自然の中で、
思いっきり子どもを遊ばせてあげたいです。

「自分で考え他者と協力しながら答えを導き出せる」
自然はそんな子どもを育ててくれます。

園長 中尾

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