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1月, 2018の投稿を表示しています

教科の枠を越えたテーマ

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国際バカロレア活動のレポート 今、スタッフは、みんなで来年度のPOI(programme of inquiry)を作成しています。 写真は、年長さんのものです。(いまだ作成途中、、、) POIとは何かというと、年間指導(保育?)計画みたいなものです。 学年毎に設定する必要があり、今、キッズ大陸よこはま中川園では、年少・年中・年長のPOIを作成しています。 バカロレアでは、「教科の枠を越えたテーマ (transdisciplinary themes)」を年長さんは年間で6つ、年少、年中さんでは、4つ設定し、実施しなければなりません。その6つとは、以下の通り。 【教科の枠を越えたテーマ】 Who we are(私たちは誰?) How we express ourselves(私達は自分達をどう表現するのか?) How the world works(世界はどのような仕組みになっているのか?) How we organize ourselves(私達は自分達をどのように組織しているのか?) Where we are in place and time(私達はどんな時代と場所にいるのか?) Sharing the planet(この地球を共有するということ) この枠組みにしたがって、1つのUnit(ユニット)について、1つのテーマを2~3ヶ月で取り組みます。 それぞれのユニット(テーマ)に、セントラルアイデアというユニットの名前と探求する事の表現を割り当て、 重要概念・関連概念・10の学習者像・スキル等をバランス良く割り振らなければなりません。 まさに、パズルです。 料理で例えると、使える調味料や調理器具、そしてその量は決められていて、年間で、まんべんなく日本料理・中華料理等6種類の料理を作らなくてはならないのです。年内に、その調味料や調理器具をすべて使い切って、6種類の料理を作ってください、、、という感じでしょうか。食材は自分で調達する。 この、それぞれの料理(日本料理等)で、どんな食材をつかって、何をどうやって作るかというところが、ある程度の自由度が与えられていて、悩ましいのです。それぞれの園には、それぞれの特性や特徴があり、園児も様々なので、園児達に完食してもらえる料理を作らなければならないからです。先生

保護者勉強会(サニーサイドインターナショナル渡辺園長先生)

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今日は、岐阜より、 サニーサイドインターナショナルスクール  渡辺寿之園長を招いて、保護者勉強会を開催した。 サニーサイドインターナショナルスクールは、昨年も2度スタッフが訪問させてもらい、国際バカロレアのPYP運営について研修を受けさせてもらっている。 今回は、「20年後の未来とこらからの教育」というタイトルで、バカロレアについてワークも踏まえて3時間みっちりとお話いただいた。 「IBは考えさせる教育であり、それを共有し、振り返ることで、学びを深化させること。」 「すべては、Open クエスチョンであるということ(Yes/No では答えられない、答えのない問い)」 「Education for the better world」 「International mindedness」 「Lifelong learner」 等等 先生達が日々直面している様々なキーワードを踏まえて、保護者に対してもわかりやすく伝えてもらった。 バカロレア教育が何かという理解だけでなく、その教育がどれほど魅力的で、今後の社会において重要になっていくかということについても改めて気がつくことができた。 午前中にはスタッフだけで、Personal, Social, Physical Education と、Art についてのScope & Sequence (手続きと流れ)をみんなで勉強するという、長い一日でした。

世の中の流れとキッズ大陸中川園の取り組み

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教育の世界が大きく変化を迎えようとしています。 文部科学省では、2020の学習指導要綱(小・中・高)を大幅に改訂すると発表しており、その主旨は、” 「 今回の改訂では、これまでの知識偏重型から脱却し、思考力や表現力を主体的に育むアクティブラーニングを重視する方針で、ポイントは「英語教育の強化」と「地理歴史、公民に新必修科目」 ”です。 アクティブラーニングは、大学でも盛んに広められている教育手法。 所謂、従来型の、先生が生徒へ一方的に教えるのではなく、生徒が主体的に学び、先生が所謂”ファシリテーター(進行役)”として、生徒の学びをサポートするという方法です。 言葉でいうは易し。実際は非常に難しいスキルです。 バカロレアの目指す教育スタイルは、まさしく、この「学ぶものが主体的に探求する」事が求められます。その進行をサポートするのが先生の役割。 今、キッズ大陸中川園では、この園児主体の探求を、プログラムも、進め方も、そして、先生の役割も、一から作っています。誰も教えてはくれません。自分達で、限られた日本語資料と膨大な英語資料に向き合いながら、日々の通常業務もしっかりとこなしながら、自分達オリジナルのPYP(Primary Year Program)を作成し、トライしています。 しかし、大変なだけではなく、困難な課題にチャレンジしている先生方自身が、目を輝かせ、その過程を(大変なんですが)楽しんでくれています。 保育士として、本当に大きく成長してくれています。 その先に、必ず保護者のこどもの笑顔もあるからです。 2019年3月までの認可取得。 楽しみにしていてください。 校長 西野 努

2018年元旦 スタッフブログを始めました。

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明けましておめでとうございます。 キッズ大陸よこはま中川園は、重要な一年を迎えます。 2019年3月の国際バカロレアPYP認定の取得へむけ、フルスロットルで走る一年となります。 園のスタッフだけでなく、園児・保護者・三幸学園本部・地域で関わる人々の協力を得て、邁進していきたいと思います。 このスタッフブログでは、日々のバカロレアに関する活動をアップしていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いします。 西野 努 キッズ大陸よこはま中川園 校長 2017年8月 富士山頂からの日の出